トランポリンのやりすぎは子供にどんな影響がある?

トランポリン

家庭用のトランポリンをはじめ、トランポリンは昔よりも身近になりました。

子供にトランポリンを買ってあげようというご家庭も増えていますよね。

トランポリンは大人がやってもハマってしまうくらいめちゃめちゃ楽しい競技です。

子供に与えると、ずーっとやっていてもおかしくありません。

そこで、こんなにトランポリンをやりすぎて、子供に悪いことはないだろうか、と疑問に思う親御さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、トランポリン歴15年以上で指導員もやっている私が、トランポリンのやりすぎで子供にあたえる影響やよくない噂などを紹介・解説していきます。

 

トランポリンのやりすぎで下痢になる

世の中、やりすぎはよくないように、トランポリンのやりすぎもデメリットがゼロではありません。

しかhし、トランポリンのデメリットとして考えられるものは実はそこまで大きくないですし、対策も比較的簡単です。

まずは、「トランポリンのやりすぎで下痢になる」という内容です。

必ずというわけではありませんが、ちらほら聞く話です。

食後に跳ぶと良くない、ということです。

これは確かに事実ではあります。

理屈の上では、食後すぐに跳んだら下痢になる可能性はあります。

しかし、私は実際に見たことはありません。

もちろん家庭の場合は、クラブでやるよりも長時間連続で跳ぶことができますが、食後すぐに数時間跳び続けるようなことがなければ問題ないです。

 

なぜ下痢になるのか

興味のある方に向けて少しだけ詳しい話をします。

わかりやすく言えば、血液の流れが通常と若干変わり、うまく消化できなくなるからです。

食後、胃は食べたものを消化しようとします。

消化をするときには、消化するために血液を胃に普段よりもたくさん集めようとするんです。

しかし、トランポリンを跳ぶことで血液の流れ方が変わり、うまく胃に集められなくなってしまいます。

その結果、十分に消化できず、下痢をしてしまうということです。

 

下痢しないための対策

食後1時間はトランポリンを跳ぶのはやめ、30分毎に10分程度でいいので休憩を取りましょう。

これだけでかなり下痢をする確率は下げられます。

もちろん、体のことなので個人差はあります。

なので、1時間や30分は目安なので様子を見ながら調整してください。

でも、理屈云々ではなく、食べた後に体を動かすのは気分が悪くなりがちでなかなかできないですよね(笑)

 

トランポリンのやりすぎで腹痛になる

続いては、トランポリンをやりすぎると腹痛になるのではないか、というお話です。

下痢の時と同じく、お腹に関係するテーマですね。

下痢まではいかなくとも、トランポリンのやりすぎで腹痛になってしまうことがあります。

程度に差はあるものの、これも事実です。

 

なぜ腹痛になるのか

理由は2つありますが、1つは下痢の場合と同じです。

食後すぐに長時間跳び続けることで、胃が食べたものを十分に消化できず、それによって腹痛につながります。

もうひとつは水やスポーツドリンクなどを多量に飲んだ場合です。

多少の水分補給は必要ですが、大量に飲んですぐに跳ぶ、となると気持ち悪くなるのは想像できますよね。

これは私が所属するクラブでも時々見かけます。

かくいう私も、小さなころに経験しました…。

 

腹痛にならないための対策

食後1時間はトランポリンを跳ぶのはやめ、30分毎に10分程度でいいので休憩を取りましょう。

そして、お腹いっぱいになるまで水やスポーツドリンクを飲まないようにすることです。

可能であれば、飲んだ直後は跳ばず、5分程度でいいので時間を空けると、より安心ですね。

 

トランポリンのやりすぎはけがの危険性が高い

事故、けがはトランポリンの指導員をしているとよく聞くワードです。

トランポリン以外のスポーツにも共通して言えることだと思いますが、けがのリスクはもちろんあります。

トランポリンをやらなければトランポリンでけがすることはありませんからね。

そして、他のスポーツ同様、やりすぎれば注意力は散漫になるので、けがのリスクは上がると思います。

たしかに、トランポリンの上でのジャンプは床の上よりも高く跳ぶことができるので、危険ではあります。

しかし、何かすればそれによるリスクは付き物なので、いかにそのリスクと向き合うことが大切です。

なぜけがをするのか

家庭用のトランポリンで子供がけがをするのはおおきく3つの原因があります。

 

けがの原因① 子供の不注意

トランポリンは楽しいので、それに夢中で安全に対する意識が薄れてしまうことです。

外でよくみる「飛び出し注意!」と似たようなものですね。

子供は夢中になると周りが見えなくなってしまいますから。

特に起こりやすいのは、トランポリンの乗り降りです。

跳ぶときはいいのですが、その前後で気が抜けることが多いので、注意が必要です。

また、トランポリンの上で滑ったり、スプリングに足を挟んだりすることも考えられます。

これは家庭用に限らず起こりうる事故です。

 

けがの原因② 保護者の注意が離れた瞬間

購入したばかりの時は子供がトランポリンで遊ぶ様子を保護者の皆さんも見ると思います。

しかし、保護者の皆さんはいつもお忙しいと思うので、常につきっきりというわけにはいきませんよね。

その気持ち、現状はよくわかります。

よくわかりますが、そのような慣れてきたころにトラブルは起こりやすいものです。

子供は我々大人が想像しないようなことを急にし始めてしまうので、保護者の皆さんがそれらの抑止力となってください。

 

けがの原因③ トランポリンの近くにモノがある

家の中でトランポリンをする場合、すべてのご家庭で十分なスペースが常に用意できるというわけではないと思います。

時には、トランポリンの近くに硬いものやとがったものなどがある棚や積み上げたものがあるなんてこともあるかと思います。

これらが崩れたり、何かの拍子に踏んでしまったりしてけがにつながることもあります。

 

けがの対策

競技用のトランポリンではなく、家庭用のトランポリンでは保護者の存在が大きな対策になります。

むしろ、これ以上の対策はありません。

忙しいのもわかりますが、お子さんがトランポリンをやっているうちは目を離さないようにしてください。

子供の気が緩んだ瞬間や近くのモノが危ないかどうか、それらを少し意識するだけでけがの予防に絶大な効果があります。

万が一、けがをしたとしても、その様子を見ていればすぐに適切な対応ができます。

もう一人で遊ばせても大丈夫だな、と思わず、気にかけてあげるようにしてください。

また、トランポリンの上で滑ることや、スプリングに足を挟むことでけがをすることに関しては厚手の靴下を履くようにしてください。

そうすることで滑りにくくなりますし、スプリングに足を挟んでもけがの程度は軽減させることができます。

靴下についてはこちらでも紹介しています。

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まとめ

トランポリンのやりすぎでよく聞く話である下痢、腹痛、けがについて紹介しました。

たしかに、事実としてくいったことはあります。

しかし、言ってしまえば当たり前のことで防げるというのもまた事実です。

食後は避け、定期的に休憩をしながら、厚手の靴下を履かせて子供の様子を見ればほとんどリスクはないと言えます。

小さなデメリットを気にして大きなメリットを逃さないように、是非前向きにトランポリンを検討してみてください。

この記事では、ネガティブな話が多かったので、メリットをたくさん紹介しているこちらの記事も是非読んでくださいね。

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