世の中のあらゆるもので都市伝説ってありますよね。
実際に本当かどうかはわからないけど、みんな言ってるな~っていう噂ですね。
中には本当のこともありますが、間違っていたり、ひどければ真逆の内容だったりしますよね。
そして、そんな都市伝説はトランポリンにもあるんですね。
ネガティブな内容でもあるのでよくない噂といった方が正しいかもしれません。
この記事ではトランポリン歴15年以上で指導員もしている私が、世間でよく言われる3つの噂について解説します。
わかりやすく解説しますので、トランポリンの都市伝説からトランポリンの雑学として話のネタのひとつにしてくださいね!
トランポリンの雑学①:やりすぎると脱腸になる?
最初の話題は脱腸です。
「トランポリンをやりすぎると脱腸になる」という都市伝説ですね。
こんなうわさを聞いちゃったら、トランポリンやめとこ…ってなっちゃいますよね。
最初に結論からお伝えします。
そんなことはない!
トランポリンの風評被害です(笑)
そもそも脱腸になる原因は?
私がこれまでトランポリンを続けていた中ではそういった話は聞いたことはないですし、調べてみてもはっきりとした因果関係も見つかりませんでした。
脱腸の主な原因は子供の場合は先天的なものが多いようです。
そして大人の場合は肉体が衰えてしまうことや、職業のため姿勢や体の使い方が悪い・偏るなどのことが主な原因のようです。
それ以外では、子供も大人も共通の原因としてはウイルスによるものもあるそうです。
トランポリン、関係ないですね。
トランポリンは脱腸になるどころかむしろ対策になる
トランポリンは全身運動です。
全身の筋肉を効率よく使い、鍛えることができます。
なので、大人の原因である肉体の衰えに対しては、これ以上ない対策だと思います。
トランポリンをやってみればわかりますが、腹筋かなり使いますよ!
子供の先天的な原因はトランポリンではどうしようもないかもしれませんが、予防に役立つと思います。
少なくとも悪化することはおろか、原因になることは考えにくいと思います。
また、トランポリンは上下運動でもあります。
ジョギングやなわとびを薦められたとき、それらの多くの場合はトランポリンに置き換えることができると思います。
それぞれにメリットはありますが、トランポリンにはたくさんのメリットがあるので是非取り入れてみてください。
トランポリンのメリットについて、ダイエットにフォーカスしていますが、こちらで詳しく紹介しているので是非読んでみてください。
トランポリンの雑学②:陸上でのジャンプ力がなくなる?
次のテーマはジャンプ力についてです。
「トランポリンをやりすぎると陸上でのジャンプ力がなくなる」という噂です。
こちらも結論からお伝えします。
そんなことはない!
これもトランポリンの風評被害で、そういった根拠はありません。
トランポリンを跳ぶことで全身の筋肉を鍛えることができます。
なので、ジャンプ力が上がることはあっても下がることは考えにくいと思います。
ジャンプ、たくさんしてますからね(笑)
なぜ「ジャンプ力がなくなる」という噂が出てきたのか?
理由はいろいろあると思いますが、初心者が数分間トランポリンを跳ぶと、床でうまくジャンプできなくなるという話から来ているのではないかと思います。
わかりやすく言えば、「いつもと違うことをして一時的にバランス感覚が狂う」ということです。
いつもと違うというのは2つの“違うこと”があります。
いつもと違うこと①:ジャンプの仕方
床では膝を曲げ、伸ばすときの勢いでジャンプします。
それに対して、トランポリンを跳ぶときは膝を曲げません。
膝を伸ばしたまま、トランポリンに助けてもらいながらジャンプするイメージです。
簡単に言えば、床では膝を曲げてジャンプするけど、トランポリンは伸ばしてジャンプするということです。
トランポリンに乗ったとたん、今までの体の動かし方とは違ってくるわけですかから、ジャンプの仕方が一時的に混乱してしまうんですね。
いつもと違うこと②:耳の中
急に耳が出てきてびっくりしたかと思います(笑)
なぜ耳かというと、私たち人間は耳の中にある三半規管でバランスをとっているからです。
トランポリンを初めて跳ぶと、三半規管が「なんかいつもと違う!」とびっくりします。
そして、「なんとかバランスとらないとあかん!」と必死に調整してくれます。
調整している最中に床に戻るので、より一層混乱してしまうんですね。
このような耳の中、三半規管がいつものように機能できないというのが2つ目のいつもと違うところです。
対策はできる?
初心者さん、未経験者さんは対策できないと思います。
しかし、この混乱も少し経てば回復するので一時的なものですし、慣れればこういったことは起こらないので安心してください。
むしろ、慣れればこういった感覚は完全に消えるので、今のうちに楽しんでください(笑)
私はもうその感覚わかりません…。
ちなみに、うまく歩けなくなる人もいるんです!
詳しくはこちらで取り上げているのでご覧ください。
トランポリンの雑学③:背が伸びなくなる?
最後は身長がテーマです。
「トランポリンをやると背が伸びなくなる」という話をします。
さっそく結論から。
そんなことはない!
それどころかむしろ伸びる!
なぜ「背が伸びない」と言われるのか
よく聞くのは、「トランポリン選手は背が高い人がいない(少ない)」という理由です。
たしかにそうかもしれませんね。
しかし、これは別の理由があるんです。
トランポリンは縦にも横にもぐるぐる回ります。
この回転を考えると、体が小さい方が有利なんです。
背が高いより低い方が有利です。
太っているより痩せている方が有利です。
もちろん、筋肉など必要なものは必要ですけどね。
体が大きいとその分回転、特に宙返りのような縦回転では回りにくくなってしまいます。
なので、背が高い人はトランポリン選手としてトランポリンをやらなくなる、というのが正しいと思います。
実際にある大学の調査では、トランポリン選手の身長の平均はトランポリンをやっていない人の平均よりも低いという報告があります。
背は伸びるけど、競技者としては残りにくい、というのが本当のところだと思います。
子供の身長について、こちらも参考にしてください。
トランポリンは身長が伸びやすいだけじゃない
もちろん、大人になって生物学的にこれ以上身長が伸びない年齢になってからでは効果は期待できませんが、それ以外にもメリットはたくさんあります。
子供にとっては、10~12歳の間に形成されると言われている運動能力の土台のトレーニングには最適です。
大人になっても、短時間で全身運動・ストレス発散を行えます。
それにダイエット効果もあります。
家庭用のトランポリンも普及しているので、数千円あれば家でもできるようになります。
悪い噂も耳にするかもしれませんが、運動としてもすぐれています。
娯楽程度のジャンプでも十分効果があります。
運動強度や消費カロリーなどを詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
まとめ
トランポリン限らず、真偽が定かではない噂や都市伝説はたくさんありますよね。
この記事では、トランポリンをやりすぎると、
- 脱腸になる
- ジャンプ力がなくなる
- 身長が伸びなくなる
という噂について紹介しました。
見事に全部正しくない話でしたね。
あまりネガティブにとらえず、是非前向きにトランポリンを初めてみてください!