トランポリンのバッジテスト4級合格!基礎ほど大事なものはない!

「トランポリンのバッジテスト4級」のアイキャッチ画像 トランポリン

この記事では、トランポリンのバッジテスト4級についてトランポリン歴15年以上で指導員の資格も持つ私が、重要なポイントに絞って解説していきます。

5級にはなく、4級で初めて登場する技や、誰もがつまずくポイントをピックアップし、その解消方法を紹介します。

この方法は、口頭で説明するだけで、小学生でもバンバンできるようになっていきました。

この記事を読みに来てくれた皆さんの悩みもきっと解消できると思います!

トランポリンのバッジテストにはトランポリンで10種目の演技とボール検定で構成されています。

それぞれについて解説していきますね。

4級を受験するためには5級を合格していなければなりません。

なので、まずは5級を目指すぜ!という方はこちらの記事で重要ポイントを吸収してください。

トランポリンのバッジテスト5級を合格する方法!最初の目標はコレ!
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トランポリンのバッジテスト4級の全体像

それでは、まずは技の確認をしていきましょう。

覚えてくださいね、覚えないとできませんから。
※( )内は通称

No. トランポリン・バッジテスト4級 種目
1 腰落ち(シート)
2 よつんばい落ち
3 腹落ち(フロント)
4 膝落ち
5 立つ
6 開脚跳び(パー、ストラドル)
7 腰落ち(シート)
8 1/2捻りよつんばい
9 1/2捻り腰落ち
10 立つ

 

頭で覚えるでも体で覚えるでもどちらでもいいので全力で覚えてくださいね。

動画でも確認してください。

 

トランポリンでの演技ですから、トランポリンの基礎は超重要です。

基礎ほど大事なものはない、と肝に銘じてください。

手を回すことはもちろん、途中で中断しない練習も大切です。

これらに関しては5級の解説で詳しく説明しているので参照してください。

 

また、4級にボール検定はありません。

ボール検定は3級からなのでトランポリンの10種目に集中してください。

表の中の太字の部分が、私の考える4級のポイントです。

これからそれぞれ解説していきます。

 

トランポリンのバッジテスト4級を合格するためのポイント

お待たせしました!

それでは、トランポリンのバッジテスト4級のポイントを解説していきます。

4級のポイントは2つです。

多くの初心者がここでつまずきますが、解決方法もばっちり紹介するので是非自分の技にしてください!

 

「3種目目:腹落ち」

4級での最初のポイントは、3種目目の腹落ち(フロント)です。

フロントはうつぶせになるような体勢でトランポリンを踏む技です。

うつぶせの姿勢になってお腹で(体の前面全体で)トランポリンを踏むので「腹落ち」と呼ばれていますね。

通称、フロントという技です。

4級になってから初めて練習する方も多いのではないでしょうか?

これは4級から登場する技ですが、初心者はフロントが苦手な方が多いです。

 

「3種目目:腹落ち」でつまずくポイント

多くの場合、以下の2パターンのつまずきがあります。

1つ目のパターンは、体全体で『同時』にトランポリンを踏みたいのですが、フロントをやるときにトランポリンと水平に体をキープできず、『上半身⇒下半身』『下半身⇒上半身』と二段階でトランポリンを踏んでしまうケースです。

もう1つは、顔をトランポリンに近づけることが怖いのか、寝転がって本を読むような姿勢で、体が反ってしまうケースです。

それぞれの対策を解説していきます。

 

「3種目目:腹落ち」をうまく跳ぶ対策

それでは、2つのパターンの対策を解説します。

バッジテストの4級だけでなく、スキルとしてはどちらも身に着けてほしいものです。

フロントは今後も発展形として登場しますので、是非苦手を意識を持たなくなるようにガンバってください!

 

「3種目目:腹落ち」の対策その1

この場合は、体の動かし方を意識してください、

指導員によって違いますが、私の教え方は「足だけを後ろに下げる」です。

NG例を紹介します↓

 

お分かりいただけるでしょうか?

 

よつんばい落ちからフロントの時に、前に手が動き、上半身もつられて前に動いてしまっています。

そうではなく、足を下げるだけでよいのです。

そうすれば、上半身も動かず、スムーズかつ正しい形でフロントにつなげられます。

 

百聞は一見に如かずということで、こちらをどうぞ。

詳しく説明していきますね。

2種目目でよつんばいの姿勢になっています。

手の位置はほとんど動かさず、肘を少しだけ外側に向けてください。

そして、肝心の体ですが、よつんばいで背中を反っていない状態なので、そのまま足だけを後ろに下げてください。

これでほとんど解決です。

 

比べてみると一目瞭然です。

いいですか、足を下げるだけ!これを忘れないでください。

試してみるとびっくりするくらいうまくいきます。

 

これが慣れて聞いたら
よつんばい落ち⇒フロント⇒よつんばい落ち⇒フロント⇒よつんばい落ち⇒…
と繰り返し練習してみてください。

 

「3種目目:腹落ち」の対策その2

フロントの時に体が反ってしまうの現象は、癖になってしまっていることも多いです。

これが癖になってしまったいたら地道に治すしかありません。

指導員についてもらい、フロントの正しい姿勢を教えてもらってください。

癖になっている場合は、自分の認識が間違っているので、これを客観的に正してもらう必要があります。

そして、自力で治す場合は対策その1と同様によつんばい落ち⇒フロントを繰り返してください。

そして、ただ繰り返すだけでなく、フロントに行くときに「よつんばいの背中の形を崩さない」ように意識してください。

この意識でフロントの正しい形を体に覚えさせてください。

これは美しく見えないだけでなく、腰を痛めてしまう可能性があるので、可能な限り早めに直してください。

直さないと、さらにレベルの高い技を練習することができません。

こればっかりは、根気強く直していきましょう。

足を下げるイメージで正しい姿勢を体で覚えよう!

「7種目目⇒8種目目⇒9種目目」の1回転

2つ目のポイントは7・8・9種目で合計1回転する技です。

トランポリンらしいく、続きの技になってきましたね。

この3種目分が、5級と4級を合わせて、最もトランポリンっぽく技をつなげるところではないでしょうか?

ここがうまくいかない生徒さん、すごく多いです。

それぞれの技を単体でやればできるけど、3つつなげるとうまくいかない、というケースですね。

 

「7種目目⇒8種目目⇒9種目目」の1回転でつまずくポイント

よくあるのが、9種目目のシートに戻ってきたらどこか変な方向を向いている、というパターンです。

正面を向いた状態で7種目目のシートを行うのですから、1周回った9種目目も同じ向きでなければなりません。

角度で言うと、30度ほど中心からずれてしまうケースがめちゃくちゃ多いんです。

 

「7種目目⇒8種目目⇒9種目目」の1回転をうまく跳ぶ対策

では、対策を解説します。

タオルなど、何でもいいので、軽くて柔らかくて足に挟めるものを用意してください。

そしてそれをくるぶしのあたりで挟んでください。

それを跳んでいる最中に離さないようにしっかり足を閉じましょう。

これで、劇的に変わります!

うまくいかない原因は足を意識できていないだけなので、意識さえすればかなり変わります。

 

しかし、それだけではうまくいかないケースももちろんあります。

その場合は、7種目目のシートの時のタオルの位置から足を動かさないイメージで練習してください。

本当に動かさず、足をそこに置いたままでもいいくらいです。

この練習をすれば、足を動かさない=体の軸を動かさない感覚が身についてきます。

トランポリンは宙返りなどの縦回転に目が行きがちですが、横回転もよくやります。

そして、横回転では体の軸が非常にぶれやすいのです。

なので、この練習を通して、「体の軸を動かさない」感覚とともに、技術も身に着けちゃってください!

タオルなどの小道具で足先を意識しよう!

トランポリンのバッジテスト4級のボール検定

安心してください、まだありません!

5級と4級にはボール検定はないので、トランポリンの10種目にのみ集中してください。

特に、フロントは発展形としてバッジテストの1級でも登場します。

フロントへの恐怖心を持っていたり、姿勢が悪いとなかなかうまくいきません。

なので、ボール検定のことは考えず、トランポリンでの技に集中してください!

ボール検定は3級からですが、それについてはこちらで説明していますので、興味があればご覧ください。

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トランポリンのバッジテスト4級合格のためのその他のポイント

記事中で何度も何度も強調しているように、何よりも基礎が超重要です。

もちろん、合格のために重要ですが、それ以外の大事なところもお伝えしておきます。

それは、けがをしないためです。

4級から登場するフロントですが、実は腰を痛める人が多いのです。

世の中、我流でやることが大事になる場面もあるかと思いますが、それは基礎が十分固まったということが大事です。

4級に合格するために10種目の演技をやりきることが大事です。

しかし、それ以上にけがをしないことが大事です。

トランポリンという超楽しいスポーツで悲しい思いをしてほしくありません。

基礎をきちんと忠実にこなせばけがをする確率は大幅に下げられます。

なので、合格だけでなく、けが予防のポイントとして、「基礎ほど大事なものはない」と改めてお伝えしておきます。

 

トランポリンのバッジテスト4級まとめ

この記事で紹介した内容がクリアできれば、ほかの技はさほど難しいものではありません。

5級が合格できれば問題なくクリアできる内容です。

フロントの姿勢や体の軸をブレさせないことなど、トランポリンをやるうえで大事なことがバッジテストの4級には詰まっています。

是非、ひとつひとつ自分の技術として吸収し、さらなるレベルアップを目指してください。

それでは、健闘をお祈りしています!

そろそろ基本を忘れてくるころでしょうか?

トランポリンの基礎はこちらで復習してください。

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そして、このまま3級も目指すぜ、という方は是非こちらもご覧ください!

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